出羽山旅も4日目。
出だしで大渋滞のブレーキがかかりましたが、挽回中で苦い記憶も薄れ中です、、、

今日は昨日登る予定だった山に登る日。
天気予報は午前中が吉らしいです、、、大丈夫かな?

どこの山かといえば、酒田から一番近いところ。
駐車場に車を停めて
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10分ほど歩いて
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文明の力を借りて
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リフトトップのスタート地点
そうです、出羽三山の主峰、由緒正しい信仰の山  月山に登ります。
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太陽の陽射しが届いてるけど、登る先はずっとガスの中、、、
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ガスがとれることを祈りつつ登っていきます。
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登山道脇のお花を探して撮影
オトギリソウ?
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だいぶ終わってるヨツバシオガマ
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イワカガミ
真夏に咲いてるなんて、初夏の花じゃなかったの?
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イワイチョウ
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チングルマさん、いらっしゃいました❤️
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写真を撮ってると、見知らぬ手下を引き連れてズンズン進んで離れていくのんのん君。。
大源太山の二の舞にならなきゃいいんだけど、、、鳥海山登った後だから大丈夫かな?
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キンコウカがいっぱい咲いてる、、、もしや、、、
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池塘がありましたよ
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反対方面にある御田ケ原登山口から登れば、もっとたくさんの池塘が見られるそうです。。

木道を歩いて30ほど
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姥ケ岳山頂に到着。
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晴れてたら素晴らしい稜線が見えるはずなのに、、、、ガス真っ盛り
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展望がないので、花を撮りまくります。。
ミヤマリンドウ
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キンコウカ
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これは、、、なんでしょうか?
マルバシモツケの花が散っている状態かなぁ、、、
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金姥付近でもガッスガス
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曇ってる時って花は色がより鮮やかになって、美しく見えるのは私だけ?
ハクサンイチゲ
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ハクサンフウロ
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アキノキリンソウ
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霧を纏ったチングルマの果穂
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牛首までの稜線もガスが取れません、、、
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またまたお出ましイワイチョウ
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露に濡れるアザミ
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モミジカラマツ
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牛首に到着。
あ〜今気がついた! のんのん君のポーズは「首」なわけね・・・
どんどん登山者がやってくるんで、長居はせずに歩き出します。
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二つのルートが合流するので登山者の列が途切れない状態に、、
距離も短いし、時間も気にしなくていいし、、ゆっくりでいいんです。
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しばらく行くと、写真を撮っていて追いつかれた家族を先に行ってもらいました。
後ろからついていくと、なにやら「しりとり」というか、「ご」が頭につく言葉勝負をしています。
お父さんを先頭に末っ子の女の子、長男、次男、お母さん。
いつしか輪の中に入ってしまって、言葉が出なくなりかけていた頃に発した自分の言葉が最後で、
勝負あり!
殿のお母さんに「お兄さんの勝ちぃ〜!」と行司軍配を上げてもらいました♪



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「お兄さんだってさぁ」、、、お父さんより、だいぶ歳が上の方なオッさんですが、、、
言われるとうれしいもんですね。
、、、ハッ!  そふゆふことか!!
年配の方を呼ぶ時に「お姉さん!」と呼ぶと、「喜ばれる」のはこのことだったわけだな!
実体験で確信に変わりました、、、
、、、それだけお歳を召したという裏返しですかね?オレ。。。


鍛冶稲荷神社までくれば、山頂はもうすぐです!
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晴れてくれないかなって空を仰ぐと、、
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一瞬明るくなって、、、
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またガスが濃くなりました。。。
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山頂までの道も一瞬開けたけど、この後視界は50mしかない状態、、、
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10時15分、山頂の月山神社入り口に到着。
ここからは撮影禁止です。
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500円を納めて御祓いの祈祷をしてもらい、人型の紙で全身を撫で穢れを移し、
水の上に浮かべてから小さな社のある山頂へ。

厳かというかエネルギーに満ちてるというか、、、
不思議なパワーをもらった感じがしました。


ケンもね、
姿は出せなかったけど山頂に行けたんです。
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昨夜買ったおにぎりと唐揚げで軽く昼ご飯を済ませて下山します。
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ガスが深くなって、ついに本降りの雨が降り出しました。
レインウェアを着込むも牛首に着いたら雨が止んでしまい、、
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上着を脱いで下山継続
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ガスは濃くなったり薄くなったりを繰り返す
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最後はレインウェアを脱いでリフトトップに到着しました。
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のんのん君、、
距離も短く標高差も大してなくガスって涼しく、、
リフト使った楽ちん登山に余裕だったようですな。。。
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山頂の昼ご飯が物足りなかったので、米沢牛メンチカツで小腹を満たし月山登山は終了。
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実は、これで百名山50座目
月山がめでたく折り返し点の栄冠に輝きました!

はじめから終わりまで霧中の山行になってしまったけど、
霊山に登ったことで何かが変わったような、、そんな気がしました。

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今回の山行記録
●山行日  2017年8月14日(火)
●山域   東北(山形)
●メンバー 2名
●行動時間 5時間分(休憩1時間10分)
●ルート  5.5km
      リフトトップ(8:00)〜姥ヶ岳(8:30)〜金姥(8:50)〜
      牛首(9:15)(9:25)〜鍛冶小屋神社(10:00)〜月山神社
      (10:15)(11:15)〜牛首(12:10)〜牛首下分岐(12:30)〜
      リフトトップ(13:00)
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、、、と、ここで終わりません!
今日のメインイベント第二弾が始まります!!

出羽山旅は本日が最終日で、明日は帰宅するのみ。
最後は布団の上で寝たいねぇ、、ということで宿をとっておきました。
姥沢から1時間かからない場所にある「田麦荘」が今夜のお宿です。
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山形自動車道の月山ICから湯殿山ICの間の112号線沿いの一軒宿。
この宿が、期待をはるかに上回った素晴らしい宿だったんです!

風呂は温泉じゃないし、トイレと洗面は共同。
でも、通された部屋は13畳で、畳のい草の香りも良い清潔な大部屋。
布団も真新しくふっかふかなんです♪
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一番風呂に入って汗を流した後は、、
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部屋に戻ってビール🍺たんを一気飲み!
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のんのん君は、伸び伸びストレッチ。
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入り口には囲炉裏があって、女将が地元の子供達を集めて昔話を聞かせるんだそうな、、、
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宿の中を探検していつしか時間も過ぎ、、待ちに待った夕方6時夕食の時間のはじまり。。
だだちゃ豆、タコとサザエの炊いたの、もずくの酢の物、キノコと野菜の和え物が先付け。
う、うまい、、、
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出来上がった料理から順番に出してくれて、、お次は刺身
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ん〜、、、美味くて困ってるの図
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お次は豚の冷しゃぶに山形名物「だし」乗っけ
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れんげに肉と「だし」とつゆをまぶしてぇ〜一口で!
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ぐおぉ〜〜美味すぎる!!
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余韻に浸ってる暇はありません。
こんがり焼けたイワナ
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のんのん君はすぐに食べたけど、、、
熱い内に召し上がってくださいって、そんな早く食べられませんよ、、、
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河豚の唐揚げ甘酢あんかけ
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ちょっ、、ちょっと待ったぁ〜
酒がない!冷酒をお願いしまぁす!!
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もうちょっと、ゆっくり呑ませてください。。
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そんな願いも叶わず、出来上がり次第出てくるんです。
黒豚と野菜のニンニク味噌ダレの包み焼き、、これで銀シャリ一杯と味噌汁いただきました。
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何?これは、、、
ズッキーニとエビのチーズ重ね焼き
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うぅ〜お腹いっぱい、、もう食べられません、、、
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、、、苦しんでいるとこに新手の奴が!
餡ころにメロン、、、デ、デザートっすか?
餅ってご飯茶碗一杯以上じゃないすか、、、?
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豚の冷しゃぶに山形名物「だし」乗っけが出た時に、あと何品くらい出るのかなって聞いたら、
3品くらいですかねぇ、、なんて言ったアルペンスキーの選手だというお姉さん!
倍の6品でてるじゃん!!

参りました。完敗です。。
何も言うことはありません、、ただただ感服するばかりです。
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これまで泊まった宿で三本の指に入る、、、
いやいや宿泊費・夕食朝食あわせて9,000円也!!
コスパ考えるとナンバーワンな宿ですぞ!


部屋に戻って惨敗の図 わぁ〜お
この後、ちゃんとふかふかの布団で夢の中に落ちました。。
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寝ている時に包丁を研ぐ音とかしなかったし、襲われもしませんでした、、
安心してください。

翌朝の朝食も思ってた通りフルパワー!これでもか!!、、な品揃えでしたぞ。
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今回の山旅初日に叶わなかった蔵王山に登ってから帰途につこうかと一瞬頭をよぎりましたが、
大渋滞の二の舞いに会いたくなかったので寄り道せずに高速を南下。
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ほとんど渋滞もなく昼過ぎには首都圏に到着。
時間が早かったので、自分の実家とのんのん君実家にも寄り、
冥途に戻ってしまう前に先祖様に線香をあげることができました。

これにて、今年の夏休み企画4泊5,5日「出羽山旅」は終了。
出だしでつまずいたけど2日目以降は天気も良く、最後にはフランスのオーベルジュと言ってもいい、
期待を大きく上回る宿に泊まれ大大満足な夏休みとなりました。

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※オーベルジュ
日本でいう「旅籠」で郷土料理を提供するレストラン付きのホテル。
料理の味を求めて遠路客は来て酒を飲み、帰れなくなれば、居住スペースを貸してもてなす。
フランスのオーベルジュは、客室も20室程度とこじんまりとしており、家族経営が多く、
きめ細かで家族的もてなしをしてくれる。
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「田麦荘」
泊まるだけでも山形までくる価値ありですぞ!

4部作、長々お付き合いしていただきましてありがとうございました。

これにて、おしまい。。。