この記事を公開してから4年が過ぎました
公開が終了したサイト、新しく天候の情報をとっているいるサイトなど変わってきたので、
内容を更新します
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■Windy.com←最新情報(オススメです!)

チェコのプログラマーによって開発されたリアルタイム気象情報サービス
日本の気象庁はじめ、他の気象サービスとは発想が全然違う
全世界の気象予報が見れるだけでなく、日本の山岳もピンポイントで検索できる

なにが凄いのかというと、風の動きや雲(上層/中層/下層)の広がり、雨雲の範囲・強さ等、、
アニメーションで動いていて可視化されているところ
これは風の動き、右のスライダーで標高指定も簡単
スクリーンショット 2023-08-19 22.25.25

これは雲の広がり
茶色の部分が晴れ、緑色が薄曇り、白くなるに従って完全な曇天
こちらも上層、中層、下層と簡単に表示切り替えできるのと、
画面したのスライダーで時間軸をドラックしながら動かすこともできる
スクリーンショット 2023-08-19 22.26.08

雨雲も確認できます
スクリーンショット 2023-08-19 22.26.21

ここまで高度で精度が高い予測モデルで、かつ使いやすいユーザーインターフェイス!
これで無料サービス!
無料サービスにありがちな広告も出て来ない!!


気象予測サービスとしては、現在一押しです!!!
2023年2月から有料版も出てきました
(サブスクリプション 2000円/年間、買い切り4800/年間)

サブスクリプションだと1ヶ月170円程度
有料登録すると以下のサービスが拡充されます
スクリーンショット 2023-08-19 22.53.16

無料版だと予報更新間隔が広いので、有料版の方がより精度が高まります、、、
悩ましいところですねぇ


ちなみに、アドベンチャーレーサーの田中陽希さんが、スマホアプリを使っていました
スマホアプリもとても使いやすいので、ダウンロードしています
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(以下、旧情報の更新)


ここ1ヶ月、ず〜っと天気予報と睨めっこし、、
あっち行くか、こっち行くか、、心労も溜まってきましたよ!ホントに・・・( -_-)

次の週末こそ!
、、、と、今週もまた天気予報と睨めっこしてます・・・

登山は天候に左右され、悪天候のためガスで何も見えなかっただけならいいのだけど、
道迷い、強風による滑落、風雨による低体温症、、、
楽しいだけでなく、命にもかかわることだから、天候を気に掛けること調べることは、
登山にとって最重要事項となりますよね。
予定してて勿体ないから無理に決行してしまうなんて、無謀なことは止めたほうが身のためです。
山は逃げませんからねぇ〜

さて、山の天気予報サイトはいろいろありますが、それぞれ特徴があってどれが正しいのかは、
一概には判断できません。
晴れの予報でも登ってみたら雨だった、、、、
な〜んてことも珍しくはありませんが、私は複数の予報を総合して判断しています。

では、私が参考としている「山の天気予報サイト」を紹介していきましょう!


メジャー予報サイト1
■てんきとくらす
➡️「てんきとくらす」公式ホームページはこちら

☆登山に適した天気かどうかを指数化

全国地域9ブロックに分けて、山だけでなく高原も含めて全国で1841地点登録されています。
百名山やメジャーな山だけでなく、ほぼ全国の山が網羅されていると思います。
天気予報は、山の麓の街の予報ですが、山の高度毎の風の強さと気温が表示され、
「登山指数」という形で、その日が登山に適しているかどうかをABCで表示されます。
感覚的だけど、慣れてくると風速と気温で決行するか中止するかの判断に役立ってます。

th_天気とくらす1


th_天気とくらす3

th_てんきとくらす4

メジャー予報サイト2
■tenki.jp
➡️「tenki.jp」公式ホームページはこちら

☆細分化された高度ごとの風速・気温が嬉しい

北アルプス、南アルプスなど、地域だけでなく山塊エリア毎に表示されて目的の山が探しやすい。
「てんくら」に比べて登録地点が少ないけど、細分化された高度毎の風速・気温がわかりやすく、
初心者よりも経験を積んで風速の感覚が分かる人にはとても参考になります。
麓の街の10日間天気予報も嬉しいかな。。

th_tenki1


th_tenki3


tenki4

■mountain weather forcast
➡️「mountain weather forecast」公式ホームページはこちら

☆週間予報と24時間予報の視覚化が新鮮

海外の山岳専門天気予報サイト。
英語表記で目的の山を探し出すのに少々難があるけど、
日本の予報サイトではない表示方法がわかりやすい。
週間天気予報表示の一日24時間が8分割されて、晴れ、曇り、雨、小雨、雷雨等がアイコン化され、
風速、天気図、雨量、気温、寒さレベル、日の出日の入りが、一度で見ることができます。

日本のサイトがことごとく外れて、このサイトの予報がピタッと当たったこともあり、
侮れませんよ(-_^:)

th_m-forcast1
th_m-forcast2

ちなみに、このサイトの山の分類の仕方やローマ字表記が見にくいということで、
日本語化したサイトがこれ!

■mountain weater forcast 日本語マップ
➡️「mountain weather forcast日本語マップ」公式ホームページはこちら
th_m-forcast日本語
ありがたいことです。
「ノブタ」さん、感謝感謝(^_-)


さて、お次は、、
■SCW
➡️「SCW」公式ホームページはこちら

☆時間経過と広範囲で天候推移を把握

S(Super)、C(Computer)、W(Weather)の略。
気象庁や米国海洋大気局等のスーパーコンピューターで計算された天気予報という意味だそう。
約30時間後までの予測が出来、広域マップでは264時間先の予測も可能!!!
ちなみに気象庁の「高解像度降水ナウキャスト」(雨雲の動き)では、
見やすいけどたった60分先までしか表示されないんですよ。。。

連続した雲や雨の動きが把握出来るので、天気図と合わせてリアルに天候の変化が分かります。

雨量・雨雲の動き
th_SCW1
プルダウンで264時間先まで選択できる!!!
th_SCW2
気圧・風速
th_SCW3
気温・湿度
th_SCW4



■北海道放送 HBCお天気(情報公開終了)
➡️「HBCお天気:予想天気図」公式ホームーページはこちら

いろんな天気予報サイトがありますが、天気図を見ることも忘れないようにしたいですね。
気象庁ではなく北海道放送の天気予報サイトで天気図をよく見ています。
4日先の天気予想図を見ることができ、専門天気図も見れて勉強になりますよ。


th_HBC1


th_HBC2

もうひとつ天気図で参考にしているサイト
■BIOWEATHER SERVICE
➡️「BIOWEATHER SERVICE」公式ホームページはこちら

HBCの天気図は東アジア中心で見やすいのだけど4日間。
こちらは、一週間先(8日間)までの天気予想図を表示。
SCWの動的な雨雲推移とは逆に静的に気圧配置を把握することができます。
th_週間気圧配置図

■山の天気予報(ヤマテン)
➡️「山の天気予報(ヤマテン)」公式ホームページはこちら

☆その名の通り、山の天気のエキスパート!

説明するまでもないですが、「山の天気」といえばコチラ!
登山家のエベレスト登山のサポートをはじめ、山の天気に特化した日本で唯一の天気予報会社。
全国18山域の百名山が対象、2日間の詳細コメント付き予報。
専門高層天気図264時間先も表示されます。
当たる確率はとても高い精度を誇り、山の天気を知り尽くしたコメントは、
最終判断として頼れる存在です。

月額300円の有料ですが、その価値は大きいですよ(^_^)b

スクリーンショット 2023-08-19 22.16.30




最後に紹介するのは、つい最近知ることになったサイト
■YamaYama GPV(情報公開終了)
➡️「YamaYama GPV」公式ホームページはこちら
「空の探検家」武田康男さんが、登山の天気予報ならココ!って太鼓判を押したサイトです。
➡️武田康男さん公式ホームページはこちら


グラフ化した気象予報値が登山計画へ威力発揮!

ここまで紹介した予報サイトで充分ではあるのだけど、海の日の連休でのんのん君から教えられ、
新予報サイトを知りました。
先ほどの「SCW」サイトは、地図上に気象情報を視覚的に表現したもので、
時間を進めながら気象変化を広い範囲で把握するのに役に立つサイトでしたが、、、

このサイトは目的の山の気象変化をグラフで確認することができます。
これが、とてもイイ!!!

地図中に山の場所を選択でき、現在地を取得して指定することも可能。
予報を見たい山を決定すると、雲量、気温・湿度、雲量・降水量の気象予報値を、
39時間、84時間、264時間の3パターンをグラフで見ることができます。
また、凄いのは、予報値が頂上付近であること。
他のサイトではピンポイントではなく、曖昧であったり、山の麓の情報だけで外れがちなのです。
当たり外れは置いといても、登山行動中の天候の変化などを客観的に判断するために、
とても役に立つんです。
スマホでグラフも最適化されるので、とても見やすいんですよ!

雲量・降水量

th_yamayama1
雲量詳細
th_yamayama2
GPV Mapデータ
th_yamayama3


とりあえず私はこれらのサイトを押さえておいて、総合的に判断しています。
複数のサイトを常に見ていると、気圧配置や天気図の見方が感覚的にわかってきて、
登山での天候の判断に間違いが少なくなるでしょう。

私の場合ですので、、、
天気を見極め、お天道様を味方につけて、安全で素晴らしい登山を楽しみましょう\(^O^)/

次の週末は、日曜が狙い目?(-_^:)