最近の気温は都内で20℃を越え、桜は満開を過ぎ、、
季節はあっという間に春に入れ替わりました
ぐずぐずしていると、雪山では雪庇は崩れ、高く積もった雪は沈み、腐れ雪に変わり、、
草木や夏道が現れてきてしまう
3月最後の土曜日
今シーズンの雪山を締めに、北アルプスの山にしようか迷いましたが、
豪雪地帯の上越へ関越を北上しました
登る山は巻機山、、思っていた通り雪はたんまり!
去年の1月に登った時より多くて嬉しい!!
雪山は上越でしょ!という思いの人は多いようで、駐車スーペースは6時過ぎで一杯です
一緒に登るのはお馴染み腰抜け隊長
6時30分スタート
のんのん君は、鬼怒沼登ったばっかりなのでお休みです
新設されたトイレを過ぎ、桜坂の駐車場スーペースについたのが7時
桜坂の駐車場を左方面へ進むと一面の雪原
去年は、ほぼ夏道に雪がついただけという状態だったので、
景色が違います これぞ魚沼!
斜度が出てきたところで、ツボ足からスノーシューへ
急登の井戸の壁を登っていくと日の出を迎え
どんどん斜度がキツくなって苦戦しているBCスキーヤーに追いついたり、
引き離されたりの追いかけっこ
最後はトラバースをしながら登り上げ
8時10分 五合目到着
登山者は自分たちだけで皆BCスキーヤー
登山者は先に出発したのかな?
気温は、なんと9℃
まだ朝なのに昼過ぎのような暖かさ
ベースレイヤーのみになって再スタート!
金曜に5〜10cmの降雪があったようで、スノーシューが活きてきます
アイゼンで十分かもしれないけど、疲労度は格段に違いますね
ただ、危険箇所を通過するときに脱着する手間が少々面倒ですけど、、、
黙々と登っていくと、いつしか森林限界を越えて、越後の山々が望めるようになってきました
9時15分 そろそろ六合目展望地
まだまだ白い雪を纏った山々を眺めながらの中休憩
パンを食べエネルギー補給で元気回復!
目の前には前(ニセ)巻機山
まだまだ登ります
斜度がきついところではスノーシューのヒールリフターが嬉しい♪
なかなかとれない薄雲だけど、太陽の光の輪(ハロ、日暈)に何度も足を止められ、
魅入ってしまう、、
もう少しで急斜面の取り付き
先行していたBCスキーヤー達が、ツボ足やアイゼンの準備をしている横をすり抜け、
急斜面に取り付く、、
ここが頑張りどころ!
核心部をクリアして振り向けば絶景!♪
東の空を仰げば光の輪♪
喘ぎながら、5分登っては息を整え、
苦しくても一歩一歩、身体を持ち上げていく、、
なぜなら、、、
登った先には、こんな絶景が待っているから
10時30分 前(ニセ)巻機山に到着
薄曇りは変わらないけど、空の青さが濃くなってきました
東から時計回りに、、、至仏山と燧ヶ岳
上州武尊山に右が剣ヶ峰
冬季限定ルートのジャンクションピークから馬蹄形縦走路と合流する稜線は、
米子頭山、檜倉山、右の白くて大きな大烏帽子山馬蹄形縦走路と合流した先にジャンクションピーク
米子頭山、檜倉山、右の白くて大きな大烏帽子山馬蹄形縦走路と合流した先にジャンクションピーク
右方面に朝日岳と右奥に笠ヶ岳
大烏帽子山の左の尖塔は烏帽子〜布引山
宝川温泉から入山して布引〜烏帽子〜朝日岳〜白毛門へと縦走する強者もいるそう、、、
当然30kg近い重装備に雪中テント泊ですが、、、
左に谷川岳、中央白いのが一ノ倉岳、右が茂倉岳
茂倉から右斜め下に降りて武能岳、左に蓬峠、登り返して七ッ小屋山
なだらかな左への稜線が清水峠〜ジャンクションピークへと続く馬蹄形縦走路
谷川主脈縦走炉の大障子ノ頭、万太郎山、エビス大黒ノ頭、仙ノ倉岳、平標山
左端の白い山が白砂山、右の白い山が佐武流山
左の山が岩菅山、右に苗場山
左が霧ノ塔、その右の尖塔が鳥甲山、右の低いこんもり山が飯綱山
左端が高妻山、右が妙高山、その右が火打山
先行者は20名くらい
登山者とBCスキーヤーが半々くらいでしょうか
トップで登った人たちが、ちょうど登頂中
我々も山頂へ!
すっかり雪に埋もれて姿が見えない避難小屋
2階に冬季避難小屋用の扉があるそうですが、、
これだけ積もっていると、掘り出すのに相当の時間がかかりますね
御機屋には登らずトラバースしながら山頂へ
急斜面じゃないけど、地味に疲れます、、
なんとか稜線に乗っかり山頂捕捉!!
控えめなシュカブラ越しの谷川を写して
11時30分 巻機山 1967m 登頂!
山頂はこちら
お三方も登頂です♪
谷川連峰をバックに一枚
撮ってくださった方、どうもありがとうございました
風も弱いので谷川連峰を借景に山頂付近で昼ご飯
本日も、、、いつもと同じではなく、
ちょっとお安いカップラーメン
「あっさり」っていうけど、単に「薄味」ということか?
山頂で食べるラーメンは、みんな美味しいのであります
コロッケをかじりつく腰抜け隊長
美味そうですなぁ〜
穏やかな山頂で40分
薄雲は刻一刻と変化し青空が優勢になりつつある頃、そろそろ下山します
牛ヶ岳にも行きたいのだけど、もう1時間早く登り始めないといけないかな
次回以降にお預け、、、
牛ヶ岳の奥には、、右から中ノ岳、越後駒ヶ岳、八海山
2月に登った守門岳は八海山の後にうっすら見えていました
パノラマ写真で谷川方面
越後駒ヶ岳方面
下山は白い雪面から上信越の山々に飛び込んでいくよう
上空には光の輪が残っていても、雲は薄れ明るくなってきました
この景観を目の前にして心躍らない人はいないでしょう!
避難小屋を過ぎ
前(ニセ)巻機山を越えた先から望む馬蹄形への稜線
この山は二度素晴らしい景観を楽しませてくれます♪
写真ばっかり撮ってて、全然前にすすまない
腰をひねって撮っているのは、、、
パノラマ写真
腰抜け隊長も、そんな自分を狙ってたのね(^^ゞ
写真を撮りながら降っている横を、BCスキーヤーが颯爽と滑り抜けていきます
気持ちいいんだろうなぁ〜
でも、核心部の急斜面はどうするのだろう?
あの斜面くらいはなんともないのでしょうかね、、、
だいぶ雪が緩んできたので、スノーシューでは滑ってしまいます
我らは急斜面前でアイゼンに換装
巻機山山頂からよりも、こちらからの景観の方がダイナミック!
景色をたっぷり堪能したいなら、前(ニセ)巻機山まででも良いかもしれないな、、、
急斜面箇所をクリアしたあとは、ずんずん降ります
樹林帯に入る6合目付近までくると、谷川連峰が近く見えてきました
左から谷川岳トマとオキの耳、一ノ倉岳、茂倉岳、右端に大源太山
大源太山と万太郎山(右端)の尖塔のツーショット
腰抜け隊長もご満悦♪
5合目で一休みしたら一気降り
井戸の壁の急斜面をシリセード3連発!
標高100m強、距離にすると200m近く滑って、10分くらい時間短縮
3度目は斜度が緩くなるところで終了
お尻とザックがビショビショになっちゃったけど、、
楽しいからいいすよねぇ〜(^_^)b
14時15分 桜坂駐車場に到着
あれれ、朝登ったところと違う場所にでちゃった、、、
こちらにも踏み跡があって、冬季限定ルートのようです
正規ルートはBC、限定ルートは登山者なのかな?
どちらが良いのかはわからないけど、
次回、降雪が多い年は限定ルートで登ってみましょうか
新雪の公衆トイレの前で一休みし
14時45分 西谷後バス停の駐車スペースに無事下山
それでは、今シーズン雪山快晴6連勝(with腰抜け隊長)を祝い
歓喜の奉納ポージングを腰抜け隊長、独演でお願いします(^○^)/
今シーズン登った雪山はぁ〜
6回ともぉ〜
ぜ〜んぶ、、晴れ!!
でしたぁ〜♪
反動で夏山シーズンに悪天候が続かないか、、心配だそうです(^_^;)
登り始めが同じくらいだったBCスキーヤーは、すでに下山済み
自分たちよりも少しだけ早かったようなので、そんなに時間的差はなかったのかな、、
停めた場所から200mくらい先にまで車が停まっていて、
皆さん今シーズンの雪山を締めに集まったのでしょう・・・
それにしても凄く人気な巻機山(特にBCスキーヤーに)
帰りはいつもの金城の里で汗を流して帰路につきました
去年12月末の白毛門からはじまった雪山シーズンは
白毛門ー四阿山ー上州武尊山ー守門岳ー蓼科山ー巻機山
全部、晴れ!!
鬼怒沼を数えれば7連勝!
薄雲が広がっていたけど
雲と青空がせめぎ合い
光の輪が見え続けていた巻機山
今シーズンの雪山は、
最高の景観とともに締めくくることができました
※ワタシが写っている画像は、腰抜け隊長撮影・提供いただきました。
ありがとうございます。
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話は変わります
お風呂に入る前に山菜採りのポイント状況を確認しに、腰抜け隊長に付き合いました
車を停めた場所の川の土手には蕗の薹がちらほら芽吹き出していて
腰抜け隊長がポイントを確認してくる間、採取活動!
収穫したのは20個ほど
咲き出すのはもう少し先で少なめかと思ってたけど、けっこうな数です♪
翌日の夕飯、天ぷらで酒の肴にして
帰り道で手に入れた鶴齢で一杯
雪山シーズンの巻機山
二度ならぬ三度美味しい山でした(^_-)
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今回の山行記録
●山行日 2021年3月27日(土)
●山域 上越
●メンバー 2名
●行動時間 8時間15分(休憩1時間30分)
●ルート 約13km
西谷後バス停(6:30)〜桜坂駐車場(7:00)〜五合目辺り(8:10)(8:20)
〜六合目付近(9:15)(9:30)〜ニセ巻機山(10:30)(10:45)
〜避難小屋(10:50)〜巻機山(11:30)(12:10)〜避難小屋(12:35)〜ニセ巻機山(12:45)
〜五合目(13:45)(13:50)〜桜坂駐車場(14:15)〜西谷後バス停(14:45)
〜六合目付近(9:15)(9:30)〜ニセ巻機山(10:30)(10:45)
〜避難小屋(10:50)〜巻機山(11:30)(12:10)〜避難小屋(12:35)〜ニセ巻機山(12:45)
〜五合目(13:45)(13:50)〜桜坂駐車場(14:15)〜西谷後バス停(14:45)
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コメント
コメント一覧 (2)
でありましたね!
まあ、9合目まででお腹いっぱいでしょう。
雪山シーズンに小屋泊まりだと、シュラフが3シーズン用だけなので、
もっと暖かいモデルを購入する必要があります。。
シーズンオフのセールを狙って購入するかなぁ・・・
そもそもシュラフのセールがあるかどうか不明ですが(^_^;)
あと、シャベルも買わなきゃだわ!
各自の拠点からのアクセス・体力の消耗度・景観いずれをとっても
シーズンの締めにふさわしい山行で御座ったな。
のん太郎くん同行の場合は、景観的には充分な9合目ピストンも
ありかな。小屋の入口を「掘り出し」でお泊りもイイかもね。
お疲れさんでした。