悪天がわかっていた5月3日を避け、翌4日に登ったのは道志山塊
今倉山から赤岩、二十六夜山へと続く稜線を歩いてきました

道志山塊は、相模原から富士山周辺へと続く、快適なワインディングが楽しめる峠道
バイク乗りや車好きの人なら一度は走ったことがある国道413号「道志みち」に沿った山群
丹沢山塊の北に位置する標高1,000メートル級の山々が連なり
奥まった場所にあるので公共交通機関によるアクセスが良くなく、
登山の対象としてはマイナーなエリア
混雑せず静寂な山を歩きたいときは、うってつけの場所です


7時25分、道坂隧道駐車場に車を停めてスタート
トンネル脇の駐車スペースはすでに満車で、道路向かいのトイレの脇に停めました
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トンネルの脇の斜面を登り
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しばらくは緩やかな斜面を登っていきます
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地面は黒土で、とても歩きやすい山道
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光が差し込む尾根に登り上げたところが
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道坂峠
右に向かえば御正体山、左へ進みます
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とても明るい尾根♪
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植物が活き活きとしています
マムシグサ
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タチツボスミレ
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ヒトリシズカ
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これは何でしょうか?
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足下の花を探しながら登っていると、背後から人の声が近づいてきました
かなり足が速い人だとおもっていたら、トレランの二人連れ、、
あっという間に抜き去られちゃいました
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山頂へ近づくほど斜度はきつくなって
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あと一踏ん張り!
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8時25分 今倉山 1470m 登頂!
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きっかり1時間で着きました
山梨百名山の一座、数えたことないけどどれだけ登ったかな?
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ケンも登頂!
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展望はあまり良くありません
写真を取って一息ついたら先へ、、
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たくさん芽吹いていた植物は何でしょうね?
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軽く降って登った場所が御座入山
今倉山の西峰ということらしいです
樹林に遮られているけど見通しはよく風が抜けて心地いい
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山桜が咲いていました♪
この時期まで残っているとは嬉しい限り♪
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お!こっちにはミツバツツジ♪
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50m降ると
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西ヶ原という鞍部
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最近標識を新しくしたようだけど、材木が柔らかいのかなぁ、、
所々壊れているし、行先名称はアクリルプレートに印刷してビス留め、、
予算をケチったか、耐久性に難があるし趣きが感じられなく少々残念
皆野アルプスの「山くつ」表示や、八ヶ岳、奥秩父の串団子表示が印象的で好みなんだけど、、、



稜線歩きの中でも広い場所を通り過ぎ
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見つけた開いたばかりのハウチワカエデ
紅葉の季節も歩いてみたいですね
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歩いていると富士山が木々の間からチラチラ見え隠れ
ミツバツツジ越しの富士山
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ここを登りあげれば
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9時20分 赤岩 1450m 登頂!
このルートで一番の絶景ポイント!!
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真正面には御正体山越しの富士山!!
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富士山はまだまだ冬ですねぇ
残雪期、登っている人がいるんだろうな、、、
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パノラマをどうぞ
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360度展望が開けているので、やってみましょうか山座同定
富士山の右方向へ目を移すと南アルプス
左から聖岳、赤石岳、悪沢岳
聖岳の左は笊ヶ岳?
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中央が塩見岳、左が蝙蝠岳
左端南アルプス手前が毛無山、十二ヶ岳から続く節刀ヶ岳
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三ッ峠山越しに、左にちょこっと間ノ岳、右に北岳、仙丈ヶ岳、鳳凰三山
甲斐駒は薄曇りで目視できず、、、
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八ヶ岳連峰
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中央、白い山肌は白谷丸、右に黒岳
さらに右に牛奥雁ヶ腹摺山、小金沢山、大菩薩嶺、雁ヶ腹摺山
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北方面を見ると奥多摩の山々
飛龍山(大洞山)から伸びるギザギザの稜線を右に目を移すと、、
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東京一番の標高 雲取山
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どれがどの山だか、、、、
たぶん、中央ちょい右のピークが鷹ノ巣山で、、右端が三頭山かな?
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今倉山の先には西丹沢山塊
檜洞丸
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畦ヶ丸
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相模湾を道に行くと箱根は明神ヶ岳
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左手前が菰釣山、中央に神山、その手前が金時山(黒い影でよく見えない)
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ぐるっと360度パノラマ山座同定は、けっこう疲れます、、、
(わからない山は家に帰ってから調べているので、、、)


昼ご飯には、まだ早い、、、
先に進みますよぉ
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樹々の間から富士山が見え隠れ、、気にしてないと見落とします、、
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この山塊の王様か?のんのん君(-_-;)
「よきにはからえ!」
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一瞬天下だったようです
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何してんねん!との質問は愚問です、おもろかしい夫婦なんでf(^ー^;


ほらっ富士山だよ
って言わなきゃ気づかないのんのん君でも、、
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ヤマツツジがキラキラキレイとか
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幹が複雑な樹木がスゴイとか
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斜面の新緑が眩しいとか
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落ち葉道がふかふかで気持ちいいとか、、、
自分が気づかず通り過ぎてしまうようなことを発見してくれます
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そうこうしているうちに林道出合に合流
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林道を少し歩いて
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反対側の登山道へ取り付きます
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林道の先は法面崩落で道路が遮断、他にもいくつかこんなところがあるようで、
この林道は通行止でした
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緩やかな登りを15分登れば
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10時20分 二十六夜山 1297m 登頂!
おぉ〜! ここからの富士山の眺め、バッチリじゃな〜い!
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誰もいないので、一丁やりますか!!
人気ラッパーのような面持ちっすね〜
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コロナ退散ん〜チチンプイプイ!
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飛んでけぇ〜!!
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普段通りに山に登れますように
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でも、二十六夜って山名の由来は?
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山頂の奥に看板が出ていました
月待の行事、、、
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二十六夜待の日にふもとの村人たちが頂に登って、
月を待ったことが名前の由来ということですけど、、
「二十六夜待」って、、
旧暦の7月26日、月の出が一年で最も遅くなる時期に、
月が登ってくるのを待ちながら飲んで食っての宴を繰り広げていた江戸時代の夜祭だそうです
粋ですねぇ♪
昔の人の方が人生を楽しんでたのかもしれません

花の百名山でエイザンスミレ有名なのだけど、
探すの忘れてしまった、、、
次回登った時のお楽しみに残しておきます



山頂を後にするとき、今倉山で挨拶した大大先輩のご夫婦に再開
どう見ても70を過ぎて四捨五入すれば80に届きそうなお二人
ご主人は30kg近い荷を背負っていてテン泊縦走中、凄すぎます!
きっと昔はバリバリの「山や」だったのでしょうね
自分たちも長く山に登り続けたいものです
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このルートでは林道を歩いて駐車場まで戻るのが一般的だけど、
歩き足りないので赤岩まで登り返します
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さっき歩いたルートだけど、逆から登ると見えてくるものが変わるもので、、
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見過ごしていた黄色い花や
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お辞儀しているような折れた木
のんのん君は、お辞儀しなくてよいのだよぉ
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何度か登りを繰り返して1時間
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11時55分 赤岩に再登頂!!
途中で3組の登山者とすれ違ったので、きっと山頂は誰もいないと思った通り、
出立するお一人を見送り貸切状態♪
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眺めが良い場所で昼ご飯にしましょう
この日は高級カップラーメン♪
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日差しが照りつけて暑い、、、
アルフリを持ってきてよかったぁ〜
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玄米おにぎりもマイウ〜!
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食後のデザートはコーヒーにアップルパイ
お腹いっぱい、カロリー摂りすぎ、、、
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、、、でも、林道で駐車場に戻らないでよかった
貸し切りの山頂で富士山を見ながらの昼ご飯とお茶、なんて贅沢な時間♪
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1時間も休憩したのでお腹も心も一杯になりました
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西ヶ原を右折しパラジマ沢コースで下山します
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最初はザレた急坂
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踏み跡がわかりずらい落ち葉道
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ルートを見失いそうなガレガレの沢を降っていきます
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ロープやリボンが設置してあるけど、ちょっとわかりずらい、、、
ずっと沢沿いを降ってしまうと危険なので、慎重に見極める必要があります
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途中で沢を渡渉して反対側の斜面に乗るのが正解
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檜の森の中に入り
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グリーンシャワーを浴びながら歩いて
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13時45分 林道分岐に到着
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このカブは誰の?
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少し歩いてゲートをすり抜け
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都留道志線に出た途端、車通りが多くなり、、
「任しときな!」って、セクスィ〜ポーズで車を呼び止め、、、(-。-;)
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、、、られず、自力で駐車場まで歩きました(-_^:)
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自分の足で歩いても10分程度なので、楽ちんですけどね
13時55分 駐車場に到着
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今まで気にもとめなかった山域
けっこうお気に入りになりました♪ また登りにこよう!
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天気がコロコロ変わった今年のGW
5月3日、槍ヶ岳や谷川岳で遭難したというニュースが流れてきました
悪天候とわかっていて何故行動するのか、、、
突っ込むのは狂気、撤退するのは勇気だとおもいます
毎年毎年繰り返される悲しい知らせに心が痛みます
次は我が身、、と気を締めると同時に
事故に遭われた方達のご冥福を祈ります、、、


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今回の山行記録
●山行日  2021年5月4日(火)
●山域   道志山塊(富士山周辺かな?)
●メンバー 2名
●行動時間 6時間42分(休憩2時間)
●ルート  約8km
道坂隧道駐車場(7:25)〜道坂峠(7:40)〜今倉山〈東峰〉(8:25)(8:30)
〜御座入山〈西峰〉(8:40)〜西ヶ原(9:00)〜赤岩〈松山〉(9:20)(9:30)
〜林道出合(10:05)〜二十六夜山(10:20)(10:55)〜林道出合(11:05)
〜赤岩〈松山〉(11:55)(12:55)〜西ヶ原(13:05)〜林道分岐(13:45)
〜道坂隧道駐車場(13:55)
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map_今倉山




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