梅雨が明けました!
長いような短いような、、一ヶ月でしたね


梅雨明け第一弾は、大好きな八ヶ岳へ!
前夜、野辺山駅の駐車場で車中泊しました

この界隈は道の駅があるにはあるけど、登山口近くにはありません
野辺山駅はトイレもあるし、とっても静かだし、星も綺麗だし!
もう一つ、コンビニも近くにあるしで一石四鳥です♪
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早朝3時30分に起きて軽くパンをかじって登山口へ向かいます
雲ひとつない目指す南八ヶ岳
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東の空からは、陽が昇ってきました
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八ヶ岳高原別荘地を通り抜けます
正面には登りあげる三叉峰 モルゲンロート中!
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15年前ほど前から数年、知人が所有する別荘がこの別荘地にあって、
年に3回くらい遊びにきていました
標高1500〜1600mの立地だから真夏でも朝晩は寒くて、湿気や埃が全然ない
3ヶ月くらい誰も訪れなくても、掃除をする必要がないくらい空気が澄んでいるんです
こんないい場所に別荘を持ってたらなぁ、、、
誰か共同で持ちませんか?(-_^:)




別荘地を抜けて5時前に杣添尾根登山口の駐車場に到着
すでに3台先着で停まってたけど、10台くらい停められるかな?
下山した時は道路脇に停めている人もいたから、
停める場所がないという心配は要らないでしょう
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5時過ぎ歩行開始
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別荘地の間を抜けるように登山道があって、
ヒンヤリ冷涼な空気と野鳥の囀りが気持ちいい♪
深呼吸をすると毛細血管の隅々まで行き渡り、細胞が生まれ変わるような感じです
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何度かアスファルト道を横切り
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カラマツの緑のトンネルを潜り抜け
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5時30分 東屋のある貯水池に到着
綺麗な仮設トイレがあります
駐車スペースにはトイレがないけど、心配はないですね
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ここから三叉峰まで標高差1000m強3時間の直登!
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では、行きますか!
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2500mまで樹林帯
流れる沢には苔がびっしり
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急登といったほどではないけど、じっくり標高を上げていきます
先週登った将棊頭山の西駒ルートの胸突き八丁よりも急登
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しばらく登ると、すぐに苔生してきます
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、、、ケンですよねぇ、、苔といえばヾ(^^へ)
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先週キツイ思いをしたから、出だしは快調!
良いペースで登れています
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八ヶ岳の花は、標高の高い稜線上に多く咲いているイメージで、
花というより苔のイメージが強い
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1ヶ月前だったらもっと咲いていたのかな?
何年か前、6月初旬に美濃戸から赤岳〜横岳〜硫黄岳を縦走したけど、
南沢、北沢ともにホテイラン以外に、たくさんの花の記憶は少ない
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やっぱり冷涼な苔の山
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それが八ヶ岳だと思うのです
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そう思いませんか? 虫さん?
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標高2000mを越えると100mごとに掲げられている標識
登りは目につくけど、下山時は全然わからなかった、、、
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中休止して再スタート
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ダケカンバの樹間から青空の見える時間が増えました
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2500m地点は伐採されていて、腰を下ろして休むにはちょうど良い場所
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ここでは休まず、もう少し先へ!
木の根元に括られていた古い標識、肝心の時間がわかりませ〜ん
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森林限界を越え植生がコメツガに様変わり
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枯れたオオシラビソの先に富士山のお出ましぃ
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しばらく歩き、7時45分 2600m地点 枯木帯の踊り場に到着
おぉ〜赤岳と横岳の壁だぁ
これぞ八ヶ岳ブルー!♪
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東側からこんな間近に山肌に近づいたのは初めて
真教寺と県界尾根は一望できる場所がないので、東側から八ヶ岳を見る一番の特等席ですね


ん?何ぞ!?
急な差し込みか? はたまたシコでも踏むのか( -_-)
四角いマットのぉ〜ジャングルにぃ〜
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今日もぉ〜嵐がぁ、吹き荒ぁれぇるぅ〜
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ルール無用の悪党にぃ 正義のパンチをぶちかませ!
「かかってこんか〜い!!」
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戦う相手は、、、富士山すか(-_^:)
たいそうな相手をお選びで、、、
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まったく相手にしてもらえず、睨み合いが果てしなく続きそう
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はいは〜い、続きはまた次回ねぇ
先は長いので行くよぉ〜
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赤岳山頂を望むと、まだ登山者は少ないようです
展望荘に泊まっていた人たちは、昨日赤岳を登って今日は横岳〜硫黄岳を縦走かな?
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2600mの四角いリング、、違った、踊り場から先はハイマツ帯
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とても整備されていてありがたいです
整備されてなかったら、ハイマツの藪漕ぎ、、、考えたくないですね
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途中からのパノラマ(クリックすると拡大します、他の画像全て)
富士と赤岳&横岳
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富士に金峰山、甲武志ヶ岳、奥秩父方面
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あと一息!
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8時40分 三叉峰 2825m 到着
ふへぇ〜中休憩ぇ
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標識の上あたりで休んでいると、小さな登山者がやってきました
「おいくつ?」と聞くと、元気に「5歳!」とのこと
末はアルパインクライマーか、セブンサミッターか!
可愛らしい登山者に疲れも飛んでいきました(^o^)



ほな5歳児に負けずにいきますか
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まっこと梅雨明け直後の ザ!夏山!!
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赤岳まで空を飛んでる感じ♪
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この稜線を横岳から赤岳方面に歩くのは実は初めて
何度も八ヶ岳には登っているけど、とても新鮮な気分です
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それも花の時期に登るのも始めて(1、2週間前が最盛期だったかも、、、)
ハクサンイチゲ
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チシマギキョウ
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カックイイねぇ〜
八ヶ岳の主峰!
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鉄梯子を降って、鎖場を登ってを繰り返し、、
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地蔵ノ頭を通過
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9時55分 赤岳展望荘に到着しました
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嬉しいことに山荘の周りの砂礫地にコマクサを発見!
将棊頭山で見逃してしまったので嬉しぃ〜
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小休止後、行くぜ!山頂!!
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展望荘から標高差およそ180m
のんのん君はザックを展望荘にデポして空身
少し雲が湧き出したかな・・・
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それにしてもトレランの人たちが多いこと多いこと
写真には写してないけど、山頂から降ってくる人の群れ、、、
一人コケたら連鎖して皆巻き込まれるなぁ〜なんて警戒しながら注意して登りました
スニーカーの高校生?大学生?の集団もいたり、、
そんなに簡単な山だっけかな?八ヶ岳って



10時40分 赤岳 2899m 登頂!
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のんのん君10年ぶりの赤岳ゲット
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ケンは、、、何回目かな?
続々と登山者がやってくるので、山梨百名山の標識で控えめに登頂ぉ
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山頂からぐるっと撮影したかったんだけど、
何せそこかしこに登山者が溢れている状況(汗)
短時間だったけど、山頂を堪能したので降ります
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降りでは登山者とのすれ違いが少なかったので、じっくりお花を撮れました♪
ミヤマシオガマ
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ハクサンイチゲにミヤマダイコンソウ
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降りは急斜面なので、登りとだいたい同じ時間(30分)かかります
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11時25分 赤岳展望荘に到着
のんのん君、ちとグロッキー気味、、、
気温を見てみると、、なんと25℃!!
風がヒンヤリしているので感じづらいけど、カラダ的には体温が上がっている状態
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食欲もそれほど湧かないけど、食べないと力がでないし塩分も補給しないといけません
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ワタクシめは、ちべたくてアワアワなアルフリをキューっとリフレッシュ!
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気温も高くなり湧いた雲が陰を作ってくれて、
体温を下げるのにちょうどいい


遠く富士山にも雲がまとわりつき
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金峰山の五丈岩のポッチリもクッキリ
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甲武信ヶ岳の上にも雲が湧き立ち
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両神山かな?
秩父方面も快晴です
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12時15分 展望荘のトイレを借りて三叉峰へ戻ります
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地蔵さん、また来ますねぇ〜とケン
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三叉峰へは登り傾向
雲が薄くなってきて陽射しがキツい、、、
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熊? いやカエルみたいなケルン
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中央アルプス、御嶽、乗鞍、北アルプス方面も雲が湧き立ってます!
どの山も夏日で暑いんだろうな
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赤岳の山頂に着いた頃が登山者のピークだったみたい
三叉峰方面では、ほとんど人とすれ違わず、自分たちのペースで歩けました
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すれ違う登山者がいないから、花を探しながら撮りながら歩けます
イブキジャコウソウ
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ミヤマキンバイ
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イワオウギ
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お!ミネウスユキソウちゃん♪
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イワベンケイくん
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ミヤマナズナ、、、かな?
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クモマナズナ
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高山植物は、西側の急峻な岩陰や斜面にたくさん咲いていました
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このハクサンイチゲは、、
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ちょうどのんのん君の腕が掴んでいる鎖の左側に咲いてたんです
人が簡単に撮ることができない場所に咲いていて、、ニクイですね
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岩場を越え
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写真中央の岩場を野辺山側に乗り越せば、三叉峰まではあと少し
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手前の斜面はお花畑状態
ミヤマシオガマ
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ムシトリスミレ?
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オヤマノエンドウ
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終わりかけのミヤマオダマキ
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チングルマの花が散って生まれたての果穂
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もっと目を凝らして時間をかければ、まだたくさんの種類が咲いていたようですが、、、
十分、花を堪能しました♪



あの岩稜を右に巻けば三叉峰
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まだ咲いていますよミヤマキンバイ
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盛りを終えたウルップソウ
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13時20分 三叉峰に到着
峰の頂に登って南八ヶ岳の展望を目に焼き付けます!
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パノラマで茅野方面 左に赤岳、右に横岳・硫黄岳
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こちらは野辺山方面 左が横岳・硫黄岳、右が赤岳
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登山者は硫黄岳に向かったか、すでに行者小屋か赤岳鉱泉に降りたみたいで、
人の気配をほとんど感じない南八ヶ岳の稜線を独り占め状態
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暑さにやられ気味なカラダを凍らせてきたフルーツゼリーが冷やしてくれます
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少しは生き返ったかな?
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岩陰に見つけたイワベンケイを撮って下山します
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13時40分 下山開始
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盛花の時季を間違ったのでしょうかね
キバナシャクナゲの一株が咲いて見送ってくれました
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2600mの踊り場までが灼熱地獄状態
消耗しますわ・・・
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樹林帯に入ると陽射しが遮られて涼しいのだけど、、
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体力が限界を越えた のんのん君
「こんなに疲れるのはやりたくない、、、」と、嫌々モード全開(^_^;)
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こういうキツい山行をすると山を登れる力もつくし、
目指す山も増えて安全も担保されるのだよ、、、などと諭すも、
嫌々モードに入ったら止められませんな( -_-)
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なだめすかしつつ、休憩をとりながら、、DSCF1105


16時30分 杣添尾根登山口に到着
最後はフラフラで先週に引き続き決めポーズはなし(-。-;)
お疲れぇ〜
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下山が16時30分で閉店時間まで間に合わないかなと諦め掛けた
シュッポッポ牛乳のソフトクリーム
ギリギリセーフでゲットして頑張ったご褒美になりました♪
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帰りはパノラマの湯で汗を流し、長坂ICから乗った中央道はまたもや大渋滞、、、
先週と同じくSA(今度は釈迦堂)で夕食を食べ、仮眠して9時半頃帰途につき、
23時前に家に着きました・・・
毎度のこと帰りの高速渋滞が核心ですね
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先週登った将棊頭山より歩いた距離は3kmほど短く、累積標高も少なかった八ヶ岳
急登と登り返し、真夏日で気温が高かったのがヘロヘロになった要因だとおもいます

それでも、帰ってからは筋肉痛もなく体調はすこぶる良好!
頑張った分だけ力はつくのであります!これが真実(^_^)b


これから夏山シーズン本番を迎えるけど、乗り切る体力はできつつあるかな?
苦しくても、その先に待っている達成感と絶景が楽しみでなりません。。


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今回の山行記録
●山行日  2021年7月18日(日)
●山域   八ヶ岳
●メンバー 2名
●行動時間 11時間25分(休憩2時間50分)
●ルート  約11km
杣添尾根登山口(5:05)〜東屋(5:30)〜2300m地点(6:45)(7:00)〜踊り場2600m地点
(7:45)(7:55)〜三叉峰(8:40)(9:00)〜地蔵ノ頭(9:50)〜赤岳展望荘(9:55)(10:10)
〜赤岳山頂(10:40)(11:00)〜赤岳展望荘(11:25)(12:15)〜三叉峰(13:20)(13:40)
〜2500m地点(14:30)(14:40)〜2000m地点(15:45)(15:55)〜東屋(16:05)
〜杣添尾根登山口(16:30)
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map_赤岳 杣添尾根



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