北アルプスに行きたい気持ちはあったのだけど、
紅葉に彩られた新潟の山にどうしても行きたくて、、、
山頂付近に浅い草が広がるという
その名の由来の浅草岳に登ってきました
土曜の夕方に家を出て田子倉駅無料休憩所の駐車場で車中泊
新しくキレイなトイレで、車中泊する人も自分たち含めて2台
とても静かな夜を過ごせました
休憩所の灯りが眩しくて星景写真には向かないです
いったん道路へ出て30m先を左折し、広い駐車スペースの先に登山口はあります
5時40分 歩行開始
しばらく沢沿いを歩きます
ミズナラの木かな?
背が高く見上げるとポツポツと葉の色が赤くなっています
この仮設の橋が壊れかけていて、けっこう怖い、、、
粘土質の土と岩、根っ子が常時湿っていて歩きづらいのだけど、、
巨大なホウバの落ち葉が歩きやすくもしてくれる
ミズナラやブナ、カエデやカシワにマンサク
雪深い山は水が豊富で植生も豊かですね
標高500mくらいだから紅葉は少し先だけど、
11月中旬には鮮やかな紅葉の森に変身するでしょう♪
6時30分 大久保沢に到着
看板が立て掛けてある大木を右に歩くと小さな沢
この水は飲めるのかどうか、、、
、、、でも、この時水を汲んでいればと、あとあと後悔することに
太陽がすっかり登りきって陽が差し込む
ギラッ!っと初夏のような日差しです
紅葉落葉樹の赤い実
たまにイヤラシイ場所もあるけど歩きやすい登山道です
だいぶ登ってきました
木々の間から雲海が望めるようになると、、、
展望が開ける田子倉眺メ 7時5分に到着
正面の錦に彩り始めた南岳を眺めながら狭い稜線で小休憩
絶景! なんだけど暑い、、、
まるで初夏のような気温で汗だくだく、、、ホントに10月かいな?
大久保沢で追い抜いた団体さんの声が近くなったのを合図に、
先へ進みます
標高1000mを越え植生がちょっと変わりました
ナナカマドの真っ赤な実
このドングリは何の木でしょうか?
これはぁ、、、のんのん葉っぱ博士もわかりませ〜ん
ロープが張られた急斜面も出てきて、、、
7時50分 剣ヶ峰に到着!
あれなる頂が浅草岳であります!
山肌の紅葉がわかるようになってきました♪
向かいには南岳に変わって鬼ケ面山
なんだかすごい形してますね
谷の間に見つけた雪渓
こんな標高が低いのに夏を越えて残ってるとは、、、
雪深いのと、谷が狭くて陽が当たらないからでしょうか?
振り返ると、蕎麦焼酎ぅ〜「雲海」ぃ〜!♪
↑ ベタですみません、、、(-_^:)
ナナカマドが赤く変化する姿や
苔を愛でながら歩くこと5分
鬼ヶ面眺メに到着!
のんのん鬼は赤鬼か青鬼か?
これが鬼ヶ面らしい 角がいっぱい生えているように見える
がしかし、鬼ヶ面山の山頂ではないので、どういうことですかね?
ずっと広がっていた雲海も気温が高くなるにしたがって、
波が引くように消えそうな感じがいい
重右ェ門岩なる大岩を巻くあたりから急登
ぐいぐい登っては
色づく紅葉を見上げて息を整え
振り返って暑さを紛らわし
おっ!駐車場に自分の車が停まっているのが見えます♪
少し緩斜面になると、山頂が迫ってきました
だいぶ標高を上げたので、展望が素晴らしい!
この後縦走する稜線が全部見渡せます
右端のピークからいったん下がって、左のなだらかな山が北岳
ギザギザ稜線の左が鬼ヶ面山で、南岳はその左の尖り
パノラマで撮ってみました
ここから山頂まで急登の連続!
このルートを降りるのはロープがないと危険かも
フィックスロープは登りより降り用に取り付けられたのかもしれませんね
青空に紅葉が映えるぅ〜!♪
、、、と思いながら、日差しが暑くて暑くてバテバテっす(-。-;)
1400mほどなのに木々は背が低くて真っ赤なカエデは腰くらい
見上げた先から登山者の声が聞こえるようになると、
すぐに稜線に飛び出す!
9時30分 浅草岳 1585m 登頂!!
4時間かからず登れました
のんのん君、1週間空いたけど御嶽山から連続で山に登っているので、
体力がついたようですな、よかよか(^。^)
どんどん登山者が登ってくるので、山頂に留まっていたのはほんの10分くらい
腰を据えて休むのには落ち着かないので先に進みます
この前岳方面の景観がスンバラシィ!
去年登った守門岳もに似ているなぁ
良い景色にパノラマ写真を撮ろうとしたら、、、
またしても、、、
うぬぬぅ〜(`ヘ´)
気晴らしに山座同定でもしてみましょうか
右奥に燧ヶ岳 その手前が会津駒ヶ岳 左の山はわかりません・・・
左に平ヶ岳、右の尖塔が荒沢岳
そして、写真中央の尖りが今一番登りたい未丈ヶ岳
左に中岳、右に越後駒ヶ岳、手前の黒い山が毛猛山
左奥が入道岳、その手前が太郎助山(←聞いたことがない山)
奥の山影が薄いのが、中央に佐武流山、苗場山、岩菅山、鳥甲山、、たぶん
そして、で〜んと守門岳
ぐる〜っと時計回りに北越方面には栗ヶ岳
草原に出るまでは樹林の間を縫うように設置された木道歩き
これが斜めになってて湿っているから滑る滑る
前から来る人とのすれ違いも一苦労
でも樹林帯を抜けてしまえば木道は乾いて滑る心配もなくなり、
快適な草原歩き♪ たまらないねぇ〜
マットを持ってきて昼寝をしている人もいるし、気持ち良さそう、、、
、、、だけど、木道を外れてはダメなんじゃないの?
植生が荒らされてしまうのでよろしくはないでしょうよ(-。-;)
高山植物もたくさんあるのだから・・・ねぇ
アキノキリンソウの花が散った姿?
タテヤマリンドウかな?
草原の端にあった岩場で中休憩
ここから眺める山頂方面の紅葉が、まさに始まったばかりの新鮮な色彩
真っ赤に燃えるのではなく、錦の絨毯のようです♪
山頂で撮り忘れたケン
これで勘弁してねぇ〜
軽く行動食のパンを食べて小腹を満たし縦走路へ!
登りで眺めていた鬼ヶ面山への稜線を歩きます
前岳が分岐の近くにあるはずなんだけど、よくわからずスルー
いったん登り上げてから激降り
ロープがないので枝につかまりながら激降り!
これが歩く縦走路の全貌
まずは、右端の北岳を目指します
北岳に向かう区間がムジナ沢カッチと呼ばれる切り立った崖の脇道
ちょうど鬼ヶ面(鬼ヶ面山じゃないけど)の真上あたりで、アップダウンが激しい
正午近くになって一段と強くなった日差しが、吹き出す汗とともに体力を奪っていきます
風が全く吹いてないので照りつける日差しの感覚は、7月中旬の初夏のよう
ムジナ沢カッチはまさに紅葉真っ盛り!
素晴らしい景観の中に溶け込んだかのような感覚にとらわれ、
暑くてキツイのだけど脚は前へ前へと自然に繰り出されます♪
横の山肌を見ても
進む先を見ても
錦織の着物のような柄なんだもの♡
そんな景色に見惚れながら、ふと足元を見ると大きな落し物
こ、これはクマちゃんの🧸ものだな、、、(゜ロ)ギョェ
落としたばっかりな感じ、きっとこの日の早朝か、、はたまたついさっきのものか!?
用心にこしたことないので、ホイッスルを数回吹きました
あの崖の際を歩くんです
歩いていると樹林で崖かどうかわかりずらいけど、、
誤って左に足を滑らせたら崖下に真っ逆さま
暑くてたまらん!っと温度計を確認すると、なんと25℃!!
こりゃ暑いわけだわ・・・(>_<)ゞ
暑い暑いと言っても引き返す訳にはいきません
初志貫徹!進むべし!!
遠目からみていてアップダウンがあるなぁ〜とは思っていたけど、
進むごとになかなかの激しさを実感・・・
木々の背丈が低いので直射日光を全身に浴び
暑さを紛らわせていた錦の絨毯も効果が薄くなってきて、、
身体は熱中症?脱水症状気味に(>_<)
ついに、のんのん君辛抱たまらずダウン(+_;)
狭い登山道の僅かな日陰に身体を横にして身体を冷まします
ここまで暑くなるとは思っていなかったので、水は各自1.6ℓづつで少なめ
すでに600㎖は消費して500㎖補充、残りは1ℓで心許ない状況に・・・
最近の山行が高山で涼しかったのもあるけど、低山だとおもって甘くみてしまいました(-_-;)
10分ほどの休憩で身体の火照りを落ち着かせ、
水分節約省エネ走法で再スタート
ハウチワカエデのグラデーションや
歩いてきた稜線を振り返る余裕もできて
北岳への急登をひと踏ん張り!!
11時50分 北岳への入口に到着(山頂は展望がないらしいので行きませんでした)
画像の右側に1人の男性登山者が休憩中
ご夫婦でここまで来たけどギブアップ
奥方のみ山頂に行かれ戻ってくるのを待っているとのこと
自分たちも昼ご飯 大休止とします
冷えたアルフリの一口目が美味いのなんのって・・・
まさに「生き返るぅ〜」って声にでちゃいましたよ
脱水症状気味で食欲もわかないということもあるけど、残りの道程で水を確保しておきたいので、
2人で「一杯のかけそば」ならぬ「一杯のラーメン」とおにぎりとなりました
量は少なかったけど乾いた身体に、水分と塩分が補給されてかなり回復!
まだまだ道程は長いので30分で昼休憩を切り上げ、再び錦の絨毯の中へ
左の谷がチラチラ覗けるのだけど、棒のように突き出した奇岩が錦色
瑞牆山の大日岳岩が紅葉しているみたい
浅草岳は日本海側は穏やかな山容だけど、太平洋側は断崖絶壁
妙義山のような奇岩剥き出しではなく、岩肌に広葉樹が根付いていてこんな不思議な景観に(*^^)v
登山道の脇に作ったかのような岩洞
行動不能になったときは、ここでビバークできますねぇ
のんのん君に「入ってみれば?」との誘い水は、アッサリ却下、、、
いつもなら勇んでポーズ決めながら入るのに、ちとお疲れ気味です(-_^:)
軽くアップダウンを繰り返して、あの登りをクリアすれば鬼ヶ面山
12時45分 鬼ヶ面山 1465m 登頂!
ご年配の団体さんが休んでいました
今度はケンも忘れず登頂(*^^)v
5分ほど団体さんとの会話を楽しみ先へ!
おほぉ〜燃えてる燃えてるぅ〜♪
前岳-ムジナ沢カッチ-北岳-鬼ヶ面山の区間が厳しい縦走路
この先は、降り傾向なのでだいぶ穏やかになります
トンボちゃんを発見♪
団体さんは六十里から鬼ヶ面山の往復だそう
皆さんお元気で足取りも軽やか
これが本日最後の登り
13時15分 南岳 1354m 登頂!
ほい!ケンもね
浅草岳があんなに遠くに
パノラマで撮ってみましたよ
右の田子倉湖から尾根を登り上げて浅草岳へ
その後、ここまで稜線を辿ってきました
やっぱり縦走は楽しいですねぇ(*^^)v
十字の形をした田子倉湖
凍らせて持ってきたゼリーで頑張ったご褒美
溶けちゃってるけど、冷たくて美味〜い\(^O^)/
ここまでくれば水の心配も無いので一安心
さぁて、あとは下山!
写真中央右の明るくなっている辺りまで降りていきま〜す
降り始めは紅葉も盛んだったけど、、
1200mくらいが色付きの境目でした
ススキの穂が多くなってきたら標高は1100mくらい
14時10分 40分ほど歩いてマイクロ中継局に到着
もう脱水症状を気にする必要はないけど、
最後まで残していた虎の子の氷水でリフレッシュ!
ムジナ沢カッチでダウンした時、クールダウンに効果を発揮しました
アルフリとゼリーを冷やすために夏山シーズンは必ず持ち歩いているけど、
体温を下げるために飲むだけでなく、掌や首筋を冷やしたりできる命の水
暑い時期は一本持っていると安心ですね
休んだ場所はシロツメクサの草原で、蝶々が蜜を吸っていました
ウラナミシジミという蝶々みたいです♡
10分ほど休んで、ぼちぼちと降りていきます
根曲がりのブナ
スックと真っ直ぐ成長したブナ
ブナの森を抜けススキの草原を渡り
樹林帯の中の沢で手と顔を洗ってスッキリして
車の音が大きくなり、もうすぐ登山口かな?と思いきや、
えぐれてますがな!登山道
ちとビックリしたけど、左の木の根元から降りることができて、、
15時 六十里登山口に到着
のんのん君、放心状態だったけど歩くペースは悪くなかったぞよ!
はい、ここで終わりじゃありませ〜ん
お察しの通り、登り始めは田子倉からなので戻らなければいけないのです
歩いて戻ったら7、8kmあるけど、、、
昨夜のうちにデポしておいた秘密兵器の折りたたみ自転車で戻りマス!
ほとんど降り坂で、漕ぐことなくバビューン!っと爽快♪
対向車の人たちが、なんでこんなとこ自転車で走ってるの?的な表情が見れて、
不思議な優越感?
田子倉近くの白沢トンネルは灯りがありません
ヘッデンを点けても白線が微かに見えるくらいなので、怖いのなんのって・・・(>_<)ゞ
25分かかって、15時40分 田子倉登山口に到着しました
急登あり 草原あり 岩場あり
錦に彩られた浅草岳 いいお山でした♪
帰りは入広瀬の地元温泉施設で汗を流し
高速に乗ろうと思ったら、またしても関越大渋滞
下道で南魚沼まで走って、いつもの関山で夕飯
肉野菜炒めとレバニラ炒め
温泉卵と小鉢付きで880円也 美味しゅういただきました♪
店を出ても渋滞は変わらず、南魚沼の道の駅で一時間ほど仮眠
目を覚まして渋滞情報をみたら距離は短くなっているけど、嵐山-東松山間で5km70分の表示・・・
どうも大事故があったみたいです(×_×)
このまま留まっていても仕方ないので、事故処理が終わることを願って高速に乗ったのだけど、
21時頃、嵐山SAに着いても5km50分、、20分しか解消していない(T_T)
あきらめモードで再び二度目の仮眠・・・
22時半頃、やっとのことで渋滞が解消しだしてスムーズに高速を走りきり、
家に着いたのが0時を回っていました
緊急事態宣言が解消した週末は、どうにもこうにも大渋滞は避けられないようです
もう、最近は慣れっこになって折り込み済みだけど、嫌ですねぇ〜( -_-)
それと、今回の山行で右膝サポーターのアルミプレートのジョイントが壊れました
外側のプレートなんだけど、登り初めて1時間ほどのところで破損
かなりの負荷かがかかっているということですね
なんとか膝への影響はなく(ちょっとだけ違和感はあり)、事なきを得たけど、、
サポーターがあるのと無いのとでは安心感が全然違います
このサポーターは2代目で3年ほど保ちました
予備のためにもうひとつサポーターを2年前に購入しているので、
何も心配はいらないのだけど、、
サポーターなしでは山に登れないわたし
何のトラブルも抱えていない人が羨ましいですねぇ
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今回の山行記録
●山行日 2021年10月10日(日)
●山域 上越
●メンバー 2名
●行動時間 9時間20分(休憩1時間50分)
●ルート 11km
田子倉只見沢登山口(5:40)〜大久保沢(6:30)〜田子倉眺メ(7:05)(9:20)
〜剣ヶ峰(7:50)〜鬼ヶ面眺メ(7:55)〜重右ェ門岩(8:10)〜浅草岳山頂(9:30)(9:40)
〜途中休憩(10:00)(10:10)〜前岳〜ムジナ沢カッチ途中(11:15)(11:25)
〜北岳(11:50)(12:20)〜鬼ヶ面山(12:45)〜南岳(13:15)(13:30)
〜マイクロ中継局(14:10)(14:20)〜六十里登山口(15:00)(15:15)
→田子倉只見沢登山口(15:40)
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コメント
コメント一覧 (4)
読破ご苦労様でした(^0^;)
浅草岳の辺りの山は、ほんとに魅力的ですよねぇ〜
といっても、渋滞が大変だからといって、すぐに移住はぁ〜(^_^;)
家買ったばかりだし、、、定年を迎える頃にでも考えますかねぇ
やっと全部読んだだよ。
標高上げた地点から稜線の紅葉は素晴らしいね
さすが東北。
あそこらへの日程は異常な高気温だったからバテたべ。
アルフリは水分携行にカウントされないの?
毎度のことながら、都内に帰るのは渋滞に悩まされるべねえ
まあ、俺も以前はそうだったんだけど。深夜の帰宅、お疲れさん。
G馬は何かと便利でエエぞ。移住するべしよ。
こんばんは。
初登山ですか!素晴らしいですね!!
ワタシも最初は1000mくらいの山から登りはじめて、ヒーコラ言ってました(^_^;)
近場の山を片っ端から登って、体力や経験がついてくると、
もっと高い山、遠くの山と登りたい山が増えて、今では山の魅力にはまっています。
登山は負荷が高いですけど自然と体力が付いてきます。
そしてなんと言っても、大自然の中を歩くので、苦しんだ後の大絶景に身体だけでなく、
心も癒やされますよ♪
ゆっくり自分のペースで登山を楽しんでいってください。
リンクURL拝読しましたが、実はワタシ、若い頃モトクロスをやってたんですよ(^_^)b
コメントありがとうございました。
10月10日、私も初登山しました。
1.170mの山ですが、初心者には結構きつい山でした。
9時間も縦走するとは凄すぎますね。
私も早く縦走できるくらいの体力を養いたいと思います。
http://lovelik-for-men.com/?p=50418