これまで使っていたカメラバッグがボロボロになったので買い換えた
使っていたカメラバッグはパーゴワークス フォーカスL
2013年に発売した初期モデル(マイナーチェンジ版)を購入し、2019年まで6年使用
2017年に発売された2ndモデルを購入しようとおもったが、
サイドポケットがないこと、インナークッションのトップが巾着タイプになって、
出し入れが面倒くさいこと、、等々、買い控え
それから2年、ボッロボロ度とヤレヤレ度が加速して、どうにもこうにもならなくなり、
メルカリで初期モデルを探し出し購入
そして、時は経過して4年、、、
2代目として購入したフォーカス初期モデルも、
どうにもこうにもならないくらいボッロボロ・・・
止水ファスナーは劣化が激しく
頻繁に折れ曲がり易い場所のPVCコートが裂け
擦れ易い表面のPVCコートは傷つき、今にも剥がれそう、、、
真夏の強烈な陽射しに焼かれ
ぼたぼたと落ちる汗を吸い込み
厳冬期の氷点下では生地が強張り
バリエーションを突き進むときには藪に引っ掻かれ
岩稜帯で岩に刮がれてきた
たった4年だけど、年間40日前後も山に登っているのだから、
使用頻度は相当なものだろう
よく風雪に耐え忍んでカメラを守ってくれたよ
でも、そろそろ買い換えなければ、ということで、
2021年、フォーカスが3代目としてモデルチェンジしたというので、
カメラをもって実物を見に神保町へ
何だか格好いいじゃない
(以下、第3世代モデルの画像は、パーゴワークスwebサイトから転用)
これまでと大きく変わったのが本体の素材。
初期モデル、2代目はPVC(ポリ塩化ビニール)コートされた420Dナイロンだった
新型も420Dナイロンながらコート加工が違うようだ
かなり質感の異なるガサガサとした表面素材となっている
「メインファブリックには強靭な66ナイロンを格子状に配置したリップストップ生地を使い、
防水性を高めるためにカーボネートコーティングを施しました」
と公式サイトで説明されている
なかなか良い進化だが、完全防水にはならないと思う
初期モデルまではレインカバーが付いていたのに、2代目と同じく今回もつかない
軽い雨程度だったら問題ないが、激しい降雨の場合はまず防水効果は期待できないだろう
収容量は増えたと説明している
APS-Cカメラ+レンズと、もう一本レンズが収納できるそうだが、、、
下の写真のように仕切りクッションをつけると、まず収まらない、、
天蓋のジッパーを閉めることができないのだ
仕切りクッションをつけなければ、下の画像のように収めることは可能だが、
レンズは小型短焦点などに限定される
レンズフードを装着していたら、それでも収まらない
初期モデルと同じくクッションは本体と一体型となったが、クッションの厚みがない
軽量化とインナーの容量を稼ぐためなのかと想像するが、
カメラを保護できなければ本末転倒であろう
自分のカメラ フジフィルムX-H1に広角ズーム10-24mmをつけ、
もう一本を中望遠18-135mmを収めジッパーで締めることは出来なかった
また、一番重要な天蓋がチャック式になったため、カメラ本体と交換レンズを収めるのに苦労する
かつ、素材やクッションが薄くなったため全体が柔く、片手で開閉することは無理
これまでの天蓋はフラップ式で、バックルで留めストラップで調整ができた
レンズフードをしていてもストラップで天蓋フラップを調整することで収めることができ、
カメラの素早い出し入れが可能となる
さらには、天蓋がフラップ式だと、簡単にカメラが落ちることは無く、
厳しい岩稜帯でなければバックルを留めていなくても安心である
(今まで、これでカメラが落ちたことはない)
その他に前後に小物を収納するポケットが付いているが、
画像のような小物を収納するとマチが少ないため本体を圧迫してしまう
どう転んでもAPS-Cカメラと交換レンズを1本収めることは不可能だ
もし収納できたとしても、素早くカメラを取り出してシャッターチャンスを逃さず、
被写体を切り取ることに支障をきたすだろう
ザックのショルダーハーネスにフォーカスを固定するパーツが、カラビナ式に変更された
EASY HOOKというらしい
グローブをしていても扱い易いよう考慮しているというが、
旧モデルのバックルの方が断然扱い易いとおもう
カラビナ式は、開閉部が貧弱で代替え品による交換が不可
旧モデルは既製品でバックルの交換が可能だ
また、ストラップ式でないため調整ができない
ザックのショルダーハーネス形状やサイズ、人の体型によってベストなポジションは異なる
その調整ができないのだ
もっといろいろ書きたいことはあるのだけど、、、
初期、第2世代、最新第3世代モデルと、
値段が高くなって購入する気持ちが湧いてこないのである
ということで、すでに発売から10年が経つ初期モデルを探しに探し、
ほぼ新品状態のものを購入
これまで使っていたものと並べても新品(右)加減がわかるでしょ♪
コシとツヤが違う!
前所有者は数回使っただけで物置に保管していたそうだが、
経年劣化はまったくみられない
ちょっとだけ傷はあるけど気にならないレベル
第3世代モデルを購入した腰抜け隊長も使い勝手が良くないとお悩みで、
ほぼ新品の初期モデルを代行して購入!
お揃いとなりました
これから4〜5年は、あちこちの山行にカメラを入れて歩き回ります
だけど、、、5年後、ボロボロになった時
パーゴワークスは、初期モデルの良いところを復活させて新モデルを作ってくれるだろうか?
もし作ってくれなかった場合、初期モデルを探し出すことができるだろうか?
悩ましいところだ・・・
以下余談
世の中になかった新しい商品は、
素晴らしい商品として認められる
その素晴らしい商品を長く世に送り出すためには、
フォーカスがアウトドアや登山での使用を踏まえた、唯一無二のカメラバッ
デザイン先行の商品開発をするのではなく、
デザインと機能(技術)を両立した硬派な商品開発をして欲しい
それが、ロングライフプロダクトの条件であるし、
他ブランドの追従を許さない本当の登山専用カメラバックとなると思うから
パーゴワークスさん
Back to the origin!
第4世代モデル期待してますよ!
コメント
コメント一覧 (2)
2代目はインナークッションが脱着式なので、
嫌なら取り外しちゃえばいいんですけど、、ただの袋になるだけ( -_-)
最新モデルは、そもそもインナークッションあるの?って感じだし、
軽量化だけ謳って改悪なわけですよ。。。
初期モデル、予備でもう一個買っておきますかね?
、、、でも、あれ以来、出て来ないんですよぉ〜(-。-;)
2代目は「インナークッションのトップが巾着タイプ」
これが邪魔でカメラの出し入れがやりづらい
最新モデルはチャックの開け閉めがすんげえ面倒。
はあ~~あ ┐(´д`)┌ヤレヤレ
また初期モデルめっけたら代理購入お願いね。