今年はシロヤシオがいいぞ！
と風の便りを聞いて向かったのは、
南関東でツツジが有名な西丹沢は檜洞丸

先週末に満開を迎えたようだが、前日の土曜はあいにくの風雨、、
さて、シオヤシオは満開の姿で迎えてくれるだろうか？


東名　大井松田インターを降りてR246を右折すると見慣れない建造物が目に飛び込んできた
な、なんじゃコリャ！！
宇宙防衛軍の秘密基地か、巨大ロボットか？？
道路沿いの看板に、新東名の工事ということが書いてあった
ははぁ、、新秦野から先が開通していなかったので、御殿場までのルートだな、、
こんな山間部に道を通すとは、日本人の技術は凄すぎる




西丹沢ビジターセンターの駐車場が争奪戦ということを承知の上で、
6時前に着いてもすでに満車
ここ数年は駐車難民が出ると知ってたけど、これほどとは、、、

準備を済ませて車道歩き20分
あれれ、路駐してる人もいるけど大丈夫か？
駐禁切符を切られるらしいぞ、、人のことはどうでもいいかぁ
すでに警告紙をフロントウィンドウに貼られているし、、ご愁傷様です
楽しようとした罰です、諦めましょう









6時50分　トイレを済ませビジターセンターからスタート
ビジターセンターに山北町の関係者が集まってきて騒がしかった
帰宅して分かったのだけど、この日は西丹沢の山開きだったそうだ
駐車場は関係者の車だったのかもしれない




何度か登っている檜洞丸は、往復か犬越路を基点とした反時計回り
シオヤシオ目的の登山者がツツジ新道へ集中しそうなこと、
早朝から10時くらいまでしか晴れが望めなさそうなこと、、

、、、登山者が少ない中でシオヤシオをカメラに収めたいので、今回は時計回り
用木沢出合を犬越路方面へ歩を進める

昨日の雨で階段の板がツルツル

堰堤に流れる水の量も多い

人工の階段を登ると、、

ヤマツツジが迎えてくれた♪

ほとんど先を歩く人の気配がないので、自分たちがトップかな？
増水している沢をピョンピョン跳びで渡渉

渡渉した先に白い花
これはなんだろうか？
満開で迎えてくれた♪

しばらくは沢沿いのルートを歩く

新緑のシャワーが降り注いで気持ちいいのだ
のんのん君の緑のパンツは新緑色　　完全に同化してるな

立派な丸太橋があった場所なんだけど、、、
完全に流されて崩壊、、、自然の力は防ぎようがない

流れが速く水深も深い場所なので、確実に渡れる場所を吟味してピョンピョン

頑丈な人工物で一安心するも・・・

またまた橋が跡形もなく崩壊

何度も歩いているルートも逆回りだととても新鮮
渡渉あり、フィトンチッドをたくさん浴びているからだね








河原を詰めると沢から尾根への斜面に取りかかる
河原に咲いてた黄色い花
これは、、はて？

斜面を登っていくと、、

いつもは下山時に癒されていた苔生した大木

登って降ると、陽があまり当たらない谷

そこは苔生す森だ
丹沢にもあるんだよなぁ〜こんな場所

オトシブミたくさん落ちてたよ

ゆっくり周りの自然を観察しながら、、

途中で休憩を取りながら、、

用木沢出合から1時間40分ほど、8時55分　犬越路に到着

展望は、、まずまず
これから晴れるか？なんて期待をさせてくれるけど、、あと数時間だろう








まあ、いい、、
このルートは、ほぼ展望を望むようなルートではないので、
春、秋は曇っていても雨さえ降らなければ楽しめる
犬越路から檜洞丸への尾根登りが楽しい

ここからは苔むした岩場の尾根路も出てくる
昨日の雨が苔を濡らして雫がキラキラ
ケンの黒い瞳もキラキラ♪

この日最後の好展望
先に見えるはずの富士さんは、、、残念


遊び心もあって

新緑からの木漏れ日もあって、、

苔にとまった雫もキレイで、、、
展望はなくても楽しい尾根登り




急登を登ってなだらかになり急登、時々降りの繰り返し
なんでこうなるの？な不思議な成長をした木や
もっさり苔
時々ミヤマツツジ
満開なのに、昨日の風雨でだいぶ落ちてしまっている
これはこれで、上も下もピンクでキレイ♡




気分良くしてなだらかな路を進んでいくと、、、

前からやってきた高校生のパーティーと遭遇
実はこの日、8月に北海道で開催されるインターハイ登山の神奈川県予選
大型ザックを背負ったティーンネイジャーが丹沢の山で競いあっている




そういえば、何年か前に逆回りで歩いていた時も出会ったなぁ
その時は、まだまだ体力がない高校1年生が苦しそうで、可愛かったな、、、




全然余裕なトップのパーティーを見送った後すぐに、2番手のパーティーに遭遇
3年生らしき先輩が後輩の荷をチェックしていた
チームワークだなぁ
団体行動は苦手だけど、気のおけない仲間と目標を共にチャレンジしていくのは、



徐々に標高が高くなってくるとガスの中へ

足元にはマイヅルソウ

降り斜面で黒装束に緑のザックで統一したパーティー登場
結構なペースで登ってきた、、先頭との差を詰めるのに気合が入っていそうだ
休まず、そのペースなら追いつけるかも！頑張れ！！

少し歩いて行くと、、、

今度は4番手、デッドヒートだぞ









4番手のパーティーを見送った後は、岩場のアップダウンがはじまった

鎖場も出てきて、、反時計回りで降る登山者の順番待ちだけど、、
満開のミヤマツツジが時間を忘れさせてくれる

マイヅルソウも、そこかしこに開花♪

厳しい岩場だとツツジが近くて目の前に咲いている

散っていないシロヤシオもできた！♪

10時10分　小笄に到着
ガスの中で何も見えず、、、









何人かの反時計回りの登山者をやり過ごし降っていくと、、、

5番手のパーティーの登場
インターハイ競技も普通の登山もスピードを競うものではないけど、

数十年前に高校生だった我がパーティーも頑張るのだ！

上ばかり見てないで、足元を見れば咲く黄色い花
癒されるねぇ

まだまだ鎖場は続く、、、

何度も歩いているけど、逆回りだからか？
全然印象が違う

この周回ルートは、ツツジ新道から登る反時計回りよりも、
今回の犬越路から登る時計回りの方が楽しいぞ！

岩場は登りの方が断然安全で楽しいし、
登山者も少なくて、この時期はツツジ見放題の撮り放題！
ツツジ新道から登ると後続を気にして、写真を撮るのもままならないのだ


ツツジの下の鎖場や梯子をクリアすると、、

ご褒美は目の前に広がる紅白ツツジの景色♡
見惚れてるのか、息を整えているのか、、立ち止まる時間も多くなる


岩場やヤセ尾根が終わった先が
シオヤシオ満開のピーク大笄


幾度かアップダウンを繰り返し、頑張っているのを応援してくれるかのように、、