11月9日 秋晴れの土曜
都内の紅葉の進み具合を確認しに近所を散歩
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歩いて20分くらいの閑静な住宅地にある猪俣庭園へ
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昭和を代表する建築家 吉田 五十八が設計した住宅と、
京都 銀閣寺の御用庭師 田中 泰阿弥が作庭した庭園
名建築家と名庭師の共演が無料で見学できます
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平屋建ての広々としていて圧迫感のない空間
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赤松を中心とした主庭園
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杉苔を主体に苔が植えられていて、踏まないように飛び石が庭園を回り込んでいる
イロハモミジや梅の木、柚子などもあって、四季の風景を楽しむことが出来る
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各部屋からは庭園の景色が飛び込んでくるような広い窓
これは夫人室らしい
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洋が入り込んだモダンなリビング、食堂と一体化した坪庭
坪庭と部屋を隔てるのは数寄屋風な障子戸
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どの部屋も窓が大きく取られて開放的だ
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和風の庭の眺めと洋風なインテリアが溶け込んでいて、
畳敷きの縁側を進むと、、、
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増築された書斎
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庭の借景を切り取る開放的な部屋
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赤く染まりかけた葉や
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緑の苔に写る陽射しに傾く木々の影
一日や季節の移ろいを眺め感じることが出来る贅沢な一室です
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庭に降り飛び石に沿って、紅葉と青緑の苔の回遊式庭園を一周
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京都の苔寺を歩いているような感覚が沸いてくる
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飛び石を進んでいくと瓦を縦に埋めた小径に変わり
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黄色が眩しい柚子や
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ハナミズキの紅葉に目を細め
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足元にホトトギスを見つけながらテクテク歩くと、、、
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茶室に到着
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いったん母屋に戻り、、、
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玄関から通路を通って茶室へ
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障子から取り入れられる仄かな光と開け放った外光が、光と影のコントラストを生む茶室
外に植えられているイロハモミジが色づく頃には、さぞかし美しいことでしょう
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都内の紅葉も色づく12月初旬頃、あらためて訪れてみようかな・・・
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近代数寄屋建築の美しさを堪能したらお腹が減った
もう少し季節が進むと、真っ黄色になる銀杏並木を歩いて目的の店へ
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プラタナスの葉も黄色になりかけていた
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この界隈では稀少で貴重な町中華
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注文したのは懐かしの優しい味 五目そば
五目じゃなくて十目入ってます!
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のんのん君はレディースセット
大人気メニューのエビチャーハンはパラパラ系じゃなく、しっとり系で激ウマ!
水餃子か?と思えるようなワンタンスープに杏仁豆腐
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最寄り駅にあれば常連確定なんだけどなぁ
隣駅なのでたまにしか寄れないのが残念・・・
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食後は家に帰るまで川沿い散策
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チュンチュンと囀っている方を見ると、何やら二羽の雀が話込み中
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何を話していたんだろう?
暖冬のこととか、エサがすくないとか、、、かな?
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ベンチにはハクセキレイがちょこん
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桜の季節にはたくさんの人が歩く川沿いの小径も人出はまばら
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野鳥が見当たらないな、、、、と思っていたら、、
桜の大木の下、陽当たりの良い場所でカモが日向ぼっこ中
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白鷺は小魚を探すのに、相変わらず忙しそうだ
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カモの船隊が向かう先は?
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白鷺さん
小魚探しを中断して、何の騒ぎだと訝しげ
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橋を渡り対岸を折り返すと、、、
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ぐわーぐわーっと縄張り争い中
これから寒くなるんだから、仲良くしたほうがいいよ
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桜の木の黄葉を見上げ、、
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この時期でも咲くヒメジョオンをカメラにおさめ
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いったん帰宅したのでした
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暗くなるのを待ってから夜の部のはじまり
この日は、ワタシの誕生日でして、、、地元の寿司屋にてお祝い
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この年齢になると、歳を重ねるのが嬉しいのか残念なのか?
はっきりしないけれど、誕生日にかこつけて御馳走を食べられるのだから、
どちらかというと嬉しいわけです♪
一年、健康で穏やかに過ごせたことに乾杯!
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お通しは具沢山の茶碗蒸し
(最初に出されるなんて珍しい)
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刺身の盛り合わせに、、
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鰻の肝焼き
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白子ポン酢を肴に、、、
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滋賀と千葉の冷酒をぺろぺろ
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特上握りに舌鼓を打ち
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タラの潮椀でご馳走様
また一年、健康でこの日を迎えたいものです
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生まれ月の11月は旧暦で神無月

「無」は「の」という意味もあるようだが、、
日本各地の八百万の神が出雲大社に集まり、各地の神様が留守になるので、
「神無月(神なし月)」という説もあるらしい
(出雲では「神在月(神あり月)」という)


出雲に神様が集まって壮大な神事が行われるという神秘的な話、
自然への畏敬の念と巡る季節と収穫への感謝の想い、、



いろいろな見方はあれど、、、
夏が過ぎ冬を前にした深まる秋の風情が、こよなく好きなのであります
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